強化型スタンドパイプ「ストロングK」

強化型スタンドパイプ 「ストロングK」

スタンドパイプの破損事故を踏まえ、横浜市と共同で事故の原因解明とスタンドパイプの耐力性の検証を行い、改良を行うことで、より頑丈で安全性が向上したスタンドパイプを製作しました。

特許番号:第5707597号

横浜市と共同開発
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特許技術「YK構造」

強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 日本水道新聞2015年(平成27年)9月17日にて

日本水道協会全国会議での平成27年水道研究発表会で、弊社の製品が紹介され、日本水道新聞に掲載されました。

日本水道新聞(2015年9月17日)より

頑丈のひみつ

スタンドパイプの曲げ強度実験の結果、パイプと受け口の接合部の破損、しめ輪の破損及び係止め爪の変形が認められました。これらを踏まえて改良し、次の4点を実現しました。 (下図参照)

① パイプと受け口の接合部の強化

特許技術「パイプサポート」
パイプと受け口の接続部にパイプ外形の10%以上の長さを有するサポート部分を設けることにより、パイプのねじ込み部に作用する応力の集中を緩和しました。それによってスタンドパイプの強度を大幅に向上させました。 強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 特許技術「パイプサポート」

② しめ輪の強化

補強カバー
しめ輪の材質はアルミニウムのため、曲げ荷重で割れてしまいます。対策として、強度の強いステンレス製の補強カバーを施すことで、強度の向上を図りました。

③ 係止め爪の強化

ステンレス製係止め爪
係止め爪は耐摩耗、曲げ破損荷重に優れた、ステンレス鋼を採用しました。

④ しめ輪と消火栓差し口部の接合部を支点とした横振れの抑制

Oリング
係止め爪と受け口端面との間の内面にOリングを挿入し、これを消火栓差し口部と係合することでスタンドパイプの横揺れや振動を抑制しました。 強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 ステンレス鋼とOリング

その他の特徴

強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 エルボー取手

エルボー取手形状変更
放水の際、スタンドパイプを固定しやすいように形状を工夫しました。

強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 取手付き

取手付き
持ち運び用に便利な取手を付けました。

 
強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 引上げ棒強度UP

引上げ棒強度UP
引上げ棒を従来品よりも2mm太くしました。
(直径:6mm→8mm)

強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 ボールコック(オプション)

ボールコック付き ※有料オプション
(型番:YK-S006)
水質調査の際に使用するボールコックをオプションとして取付可能です。
(ボールコック無しは、型番:YK-S001)

強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 反射テープ

反射テープ
夜間でも目立つ様、反射テープを巻いております。

保護バンドは、青色や蓄光(夜光)材に変更できます。※有料オプション

強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 ゴムカバー:青

青色(全体写真)

強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 ゴムカバー:青

青色

強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 ゴムカバー:蓄光

蓄光材

強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番:YK-S001 ゴムカバー:蓄光

蓄光材(夜光時)

断面図(従来製品との比較)

強化型スタンドパイプ「ストロングK」型番 YK-S00 イラスト1

曲げ試験

曲げ試験の様子
曲げ試験の試験装置

繰り返し試験

繰り返し試験の様子
繰り返し試験装置

試験方法
ア ポンプで圧力0.75MPaまで加圧する。
イ PCから動作信号を送り、電動アクチュエーターにて、バルブを20~30回/分の速度で開閉を行う。

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